他人の評価・判断をするときに、その人の行動にどのような意味を帰属させるかによって、判断が異なってくる、ということを説明する理論。この理論によれば、我々がある人の行動を観察するとき、私たちは、その行動が内的な要因によるか、外的な要因によるかを決めようとする。
例えば、部下が遅刻してきた場合、部下に責任があるととらえるのか(内的な要因)、ある状況によって部下は遅刻という行動に追いやられたとみなすか(外的な要因)というように見方に違いが生じる。
外的か内的な要因かの決定には、弁別性(その行動が例外的か)、合意性(同じ状況では皆、同じ行動をとるか)、一貫性(普段はどうか)という要素が影響すると言われている。
参考文献:『組織行動のマネジメント』ステファン・P・ロビンス著、高木晴夫訳