人は、必ずしもチームプレーヤーではない。個人的業績によって認められることを望む人間であったり、組織が個人的業績を重視している場合も多い。
チームでは、ある従業員の成功は個人的業績によって決まるものではなくなり、チームメンバーとして業績を上げるためには、個人の目標をチームのためになるように昇華し、オープンかつ誠実に意思を伝達し、違いを直視してコンフリクトを解消しなければならない。これは多くの従業員にとって困難な場合が多い。
マネージャがチームプレーヤーを形成するやり方として、次が挙げられる:
1.選抜(職務に必要な技術的スキルだけでなく、チームプレーヤーとなるための対人スキルを身につけていることを確認する)、
2.トレーニング(チームワークがもたらす満足感を体験させる)、
3.報酬(競争より協力を促す報酬体系を導入する)。
参考文献:『組織行動のマネジメント』ステファン・P・ロビンス著、高木晴夫訳