コーチングが注目される背景「なぜ今、企業はコーチングを積極的に取り入れているのでしょうか。」

市場環境の変化 〜高まる顧客志向〜

情報量の増大とともに、消費者は賢くなり、企業は市場の声を聞く重要性を認識しはじめています。企業が市場の声を聞くための手段として、まず企業が消費者や顧客と接している部分(面積)を可能な限り大きくし情報を吸収し、次に、吸い上げた情報を企業活動に活用するために伝達していくということが重要となります。

これを人材・組織論の観点から見ていきますと、顧客からの情報収集の「面積」を出来る限り拡大するために、一人一人が自発的に活動する自律型人材の育成と、情報の伝達のための組織内コミュニケーションが重要となります。


自律型人材の育成のために 〜主役は社員一人ひとり〜

コーチングによるマネジメントの基本的なスタンスの一つは、部下本位であること。

コーチングの導入がもたらす究極的な変革として、組織の中で働く一人ひとりが、他人から言われないと動かない「依存型人材」から、自分の持てる能力や可能性を最大限に発揮する「自律型人材」に変貌するということが挙げられます。


組織内コミュニケーションの改善のために 〜双方向・好循環〜

マネジメントのスタンスを部下本位に変えていくと、コミュニケーションは「指示命令型」から「質問型」に変わります。自ずとこれまで上司から部下に向けて「一方向」に流れていたコミュニケーションが「双方向」に流れ始めることになります。つまり上司と部下の間で、部門間で、同僚の間でコミュニケーションが「循環」し始めるのです。

またコーチングでは、上司が部下を「無限の可能性を持った有能な存在」としてとらえ、その可能性が最大限に発揮できるようサポートする状態、いわゆる部下本位のマネジメントを目指します。組織を構成するのはあくまで我々人間です。お互いの可能性を信じ、サポートあう者同士の人間関係は優しく暖かいものとなり、組織内の良好な人間関係(チームビルディング)にもつながります。


「答えのない時代」のビジョン策定 〜ビジョンの共有化〜

急速に高齢化する社会、情報武装する消費者、主張しはじめる株主、国境を越えた競争。

ますます不確実性の増す時代に「偉大な」企業として発展し続けるために何が重要となるのでしょうか。

J.コリンズ氏の「ビジョナリーカンパニー2」によれば、その要素の一つに「自社が情熱を持って取り組めること」の見極めが挙げられています。顧客満足、競争相手との差別化など、企業の外をしっかりと見つめると同時に、コーチングによって自社の理念やビジョンの源を掘り下げ、その核部分を共有することで、予測不可能な未来への対応力が向上すると考えています。

コーチング(チームビルディング)を自社に活用するにはどうしたらよいのか?お気軽にこちらからご相談ください。

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