チームビルディング用語集

リーダーシップ理論の変遷


リーダーシップとは、集団に目標達成を促すよう影響を与える能力である。正式に任命されて生まれるリーダーもいれば、集団内から自然発生的に生まれるリーダーもいる。

リーダーシップに関する理論は数多く、複雑で、互いに矛盾していることもある。代表的な理論として、
リーダーに特有のパーソナリティ特性を見出そうとするもの(特性理論)、
リーダーの行動に着目したもの(行動理論)、
状況的影響に主眼をおくもの(条件適合理論)、
さらにカリスマ的リーダーシップ論などがある。

なお、リーダーシップは必ずしも重要であるとは限らず、多くの状況において、リーダーがどんな行動をとろうが関係のないことも示されている。部下が目標達成を目指すのはひとえにリーダーの行動に導かれてのことだ、と考えるのは単純すぎるのだ。

参考文献:『組織行動のマネジメント』ステファン・P・ロビンス著、高木晴夫訳